尋常性乾癬以外の難病。乾癬の種類をわかりやすく解説。

尋常性乾癬以外の難病。乾癬の種類をわかりやすく解説。

関節症性乾癬

日本で乾癬と言えば尋常性乾癬を指しますが、
尋常性乾癬に見られる典型的な皮膚症状に加えて
全身に関節炎を発症するのが関節症性乾癬です。

 

関節症性乾癬の症状はリウマチとよく似ており、
発症すると強い痛みを伴うことがほとんどで、乾癬性関節炎と呼ばれることもあります。

 

 

関節症性乾癬の発症頻度は日本の乾癬患者全体の数%と低いですが、
尋常性乾癬を発症後に症状の進行や悪化によって発症することが多く、
日本でも少しずつ患者数が増えています。

 

 

関節症性乾癬がよく見られるのは手指やつま先、肘、膝、手首、手足の関節で、
発症すると関節に腫れ、炎症、発熱などが生じます。症状には個人差が大きく、
関節が少し腫れて痛むだけというものから、病状が悪化して関節の変形を引き起こす場合まで様々です。

 

 

関節症性乾癬を発症すると、痒みを伴う典型的な乾癬症状に加えて、
関節の炎症や変形に伴う堪え難い痛みが生じることがおおく、
睡眠障害や歩行、普段の生活への支障が出やすくなります。

 

そのため、数ある乾癬の中でも関節症性乾癬はやや重症型として知られています。

 

 

乾癬性紅皮症

 

乾癬性紅皮症は、乾癬治療において強い薬剤を使用した場合や、
急な治療の中止によって尋常性乾癬が悪化することで発症しやすい乾癬です。

 

特に、もともと紅皮症化しやすい体質の場合は
乾癬性紅皮症を発症する可能性が高くなるとされています。

 

 

乾癬性紅皮症は、ほとんどのケースで尋常性乾癬の進行や悪化から引き起こされる病気です。
尋常性乾癬が進行すると発疹が全身に広がって赤くなる紅皮症化が進みますが、
これが体全体の80〜90%以上を占めるほどになった状態を乾癬性紅皮症と呼びます。

 

乾癬性紅皮症の発症頻度は低く、発症する割合は患者全体の約1%と乾癬の中でも珍しい病気です。

 

 

乾癬性紅皮症になると、健康な皮膚がほとんど無くなってしまうことから体温調節ができなくなり、
皮膚の腫れや発熱、倦怠感などを伴うことが多く、症状が広範囲に及ぶと入院する必要が生じることもあります。

 

 

乾癬は慢性化しやすい病気ですので、
効果の強すぎる薬剤を使用した不適切な治療や十分でない治療、また、使用する薬剤を急に止めることなどで
症状が悪化することがよくあります。

 

そのため、症状や体質に合ったリスクの少ない治療法を選び、気長に治療を行うことが大切です。

 

 

膿疱性乾癬は乾癬

 

膿疱性乾癬は乾癬の一種で、
典型的な乾癬症状に加えて全身にじゅくじゅくした赤い皮疹が現れるのが特徴的です。

 

症状が全身に現れることから汎発性膿疱性乾癬とも呼ばれており、
乾癬の中では重症型として知られています。

 

 

発熱や悪寒、倦怠感などの症状を伴いながら急に発症することが多く、
発症すると全身の皮膚が赤く腫れ上がったようになり、
膿みをもった膿疱と呼ばれる発疹が多数現れます。

 

症状が悪化すると、全身のむくみや関節痛、倦怠感といった症状を引き起こし、
そのまま放っておくと全身が衰弱して死に至ることもある深刻な病気です。

 

 

膿疱性乾癬の発症頻度は低く、日本での乾癬患者数の約1%程度の珍しい病気ですが、
発症後は治療に急を要し入院の必要もあることから、
厚生労働省が特定疾患として認定する難病の一つです。

 

 

また、膿疱性乾癬は、
乾癬患者の約9割を占める尋常性乾癬の重症型としても知られており、
尋常性乾癬の経過中に発症することもあれば、
これまで乾癬を発症したことがない場合にも急に症状が現れることがあります。

 

 

膿疱性乾癬は、尋常性乾癬の治療によく使用されるステロイド剤の使用に誘因されて
引き起こされることもあるため注意が必要です。

 

そうすることで、特に、ステロイド剤の場合は使用を急に中止することで
症状が悪化して皮疹の膿疱化を引き起こすこともあるため、
治療の際にはよく気をつけるようにしましょう。

 

 

最後に

どうでしたでしょうか。

 

乾癬と一言に言っても、
色々種類があることが分かって頂けたかと思います。

 

ただ、今日紹介したものは、一部です。

 

今日紹介した乾癬以外のものについては、
こちら↓で紹介していますので、ぜひご参考ください。

 

乾癬の種類と効果的な治療法


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